本日も世界の最新プライシングニュースのお届けしたいと思います!
では、さっそく以下の3本を紹介したいと思います。
ヘビーユーザほど高値になる価格操作
先週、中国で配車サービス大手・滴滴が当局から個人情報の扱いを巡り違反があったとして厳しい処分を受けました。滴滴のようなIT企業をめぐって最近、中国政府による圧力が高まっていますが、一方で個人情報を巧みに利用した不可解な価格操作も社会問題となっています。
滴滴において、同じ出発地と目的地を設定し同じタイミングで配車を依頼して、その金額を比較したところ、ほぼ毎日滴滴を使用しているユーザに提示された価格は、初めて滴滴を利用するという人に提示された価格に比べて2倍以上も高い結果となったとのことです。
このような価格差が生じることについて専門家はスマートフォンの使用履歴から個人のデジタル像を作ることで価格をどの範囲内で負担できるかを算定し、一つの製品やサービスに対して千人千価格が現れると説明します。中国政府は個人情報の収集・利用に重大な違反があるとし、滴滴のアプリの新規ダウンロードを停止しました。
7月7日放送「WBS」より引用
鉄道会社のし放題サービスのサブスク
鉄道の定期券は、鉄道会社にとって重要な安定収入です。ただ、コロナ禍でテレワークが広がることで定期券の販売は大きく減少しています。そこで鉄道各社が定期券の所有者を対象に、電車だけでなく色々なサービスで「○○放題」という定額制サービスに乗り出しています。
東急電鉄では、東急線区間を含むPASMO定期券を持っている人を対象にしたサブスク「TuyTuy」の実証実験を行っています。第1期の実証実験では、モバイルバッテリーのレンタルサービスや、傘のシェアリングサービスなどを提供しています。
同様な取り組みは他の鉄道会社でも見られ、コロナ禍で減少した定期券からの収入を少しでも補填しようと動いています。
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お手洗いに行くと手に入れられる仮想通貨
蔚山科学技術院(UNIST)の都市・環境工学教授であるCho Jae-won氏は、排泄物を利用してバイオガスと肥料を生成する研究室に接続された環境に優しいトイレを設計しました。
このトイレはBeeViトイレと呼ばれ、これはBee(蜂)とVision(視覚)を組み合わせた造語で、真空ポンプを使って排泄物を地下タンクに送り込み、水の使用量を減らします。地下タンクでは、微生物によって排泄物がメタンガスに分解され、ガスコンロ、温水ボイラー、固体酸化物型燃料電池など、建物のエネルギー源として利用されます。
平均的な人が1日に排泄する量は約500gで、これを50リットルのメタンガスに変えることができると環境エンジニアは言います。この量のガスにより、0.5kWhの電力を生成したり、自動車で約1.2km走行したりするのに使用することができます.
Cho氏は、韓国語でハチミツを意味する「Ggool」という仮想通貨を同時に考案しました。環境にやさしいトイレを使用すると、1人あたり1日10グールが得られます。
学生はこの通貨を使って、淹れたてのコーヒーやインスタントのカップ麺、果物、本など、キャンパス内の商品を購入することができます。
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本日は以上の3本の記事を紹介させて頂きました。今後はこちらで毎週プライシングやチケットのことに関する記事を発信していきますので、ぜひご覧ください!
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